こんにちは!
今回は武蔵野線205系に関する記事を書いていきたいと思います。
2020年10月に武蔵野線から205系が退いてからもうすぐで2年が経過します。そんな205系ですが、全42編成中、9編成にのみ、3色LED化改造が行なわれました。対象となったのは、5000番台のうち編成番号が大きい車両9編成となっており、M28~M36編成でした。
↑LED編成
2014年2月からこの改造が行なわれており、このLED編成が誕生した際は大きな話題となりました。個人的には3色LEDのオレンジ色の表示と武蔵野線のオレンジ帯が一緒で、とても似合っていて、幕式の編成よりも好きな編成たちであったりしました(笑)では、なぜ、205系のうちM1~M27、M51,M52,M62~M65編成は改造されずに、M28~M36編成が改造されたのか、そのことに関する記事を書いていきたいと思います。
中途半端なのは…LEDが流用品だから?
それでは、9編成にしかLED化改造が行なわれなかった理由を考えていきましょう。改造が9編成にしか行われなかった理由に、このLEDは他の205系からの流用品であるからという可能性が高いです。実は、武蔵野線の205系にLED改造が2014年2月は、ハエ28編成を除く埼京線205系の引退が完了した月でもありました。埼京線で活躍していた205系は31編成(ハエ28を除く)中、18編成がインドネシアに譲渡、2編成が4両編成化の上、小山車両センターに転属となりましたが、残る11編成に関しては全車両解体となりました。更に、埼京線で活躍していた205系は全編成3色LEDに換装済みでした。譲渡&転属の車両たちはそのまま次の場所で活躍を始めたものの、残る11編成は解体されたので、その分のパーツが余ります。この際に余ったLEDを武蔵野線用の205系に流用した、そういった可能性が高いと思われます。確かに、埼京線205系の置き換え時期と、武蔵野線205系のLED換装時期が一致しており、また11編成分のあまりに対して9編成に換装が行われているということで、計算が合います。この可能性は高いと言えるでしょう。
ということで、武蔵野線205系のLED換装が中途半端にしか行われなかった理由として、埼京線205系LEDの廃車発生品を流用しているからという理由が挙げられると思います。あくまでも廃車発生品を取り付けただけなので、LED化編成に延命計画があったなどといったことはないでしょう。あまっているならば、LEDに換装しようと、その程度の換装計画だったのではないかと思います。
ちなみに一部編成のみのLED化、2019年から常磐線のE501系でも行われています。こちらも、廃車発生時期から推測すると、209系500番台orE231系0番台の廃車発生品を再利用している可能性もあります。205系武蔵野線と同じようなことが行われているということで、こちらの今後にも注目していきたいですね。
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