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こんにちは!
さっそくですが、こちらの記事をご覧ください。
mgronline.com
タイ語の記事ではありますが、日本語に翻訳すれば、なんとなく内容が分かると思います。こちらの記事は、先日タイに譲渡されたキハ183の話題が大半を占めていますが、記事のタイトルの最後の方に「JR東日本 20本を無料運行(翻訳をそのまま掲載)」と書かれています。おそらく、運行とは譲渡のことだと思われます。この現地報道によると、JR東日本が20両の気動車の無償譲渡を申し出たという事らしいです。
しかし、この申し出を受けるかどうか、まだタイ側は決定しておらず、現在検討中ということです。
さて、この20両についてですが、現地報道では形式名までは発表していません。しかし、現状JR東日本で余剰となっている気動車と言えば、昨年のダイヤ改正で引退した秋田のキハ40系列しかありません。ですので、今回のJR東日本が提案している車両は秋田のキハ40・48であると思われます。
秋田のキハ40・48に関しては、以前、ベトナム国鉄への譲渡が報道されたことがありましたが、結局のところ、その計画は頓挫してしまいました。秋田のキハは、小湊鉄道に譲渡されたキハ40‐1006,2018,2019、小湊鉄道のキハ40‐535のみに収まるかと思われていました。しかし、今年の6~7月ごろ、秋田総合車両センター内で、一部のキハ40・48に譲渡予定車両のため部品取り禁止といった貼り紙が貼られていることが確認されていました。このことはネットでも大きな話題となり、譲渡先の予想などがネットでも飛び交っていました。そんな中で、今回の報道が出てきましたので、これは秋田のキハ40・48で間違いないのではないかと思います。
これまでキハ40系列の海外譲渡といえば、ミャンマーが主流で、一昨年には新潟のキハ40・47が譲渡となりました。一方で、タイに関してはキハ40系列の譲渡は始めてとなります。キハ183をそのままの塗装で復元してくれているタイですから、キハ40がもし譲渡されることになれば、現地での活躍にも期待ですね。
繰り返しになりますが、JR東日本が交渉をしている段階で、まだ譲渡決定ということではないようです。タイ側がまだ検討中ということで、受け取りを拒否すれば交渉は破談となります。無償譲渡とは言えども、輸送費・整備費はタイ持ちになります。そのあたりのことも考慮しながらのタイの判断となると思いますので、続報を待ちたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!