こんにちは!
今回はJR東日本と西日本のある引退した機関車に注目していきたいと思います。
基本的に、廃車回送が行われた後、工場に入場したら、除籍され、のちに解体されるということが廃車回送後の一般的な流れですが、一部には廃車回送後も除籍されない車両というのも、存在します。今回はそんな車両たちの内、近年廃車回送されたものの、籍が残っている機関車たちの紹介です。JR東日本とJR西日本、計4機をご紹介していきます。
JR東日本 EF65‐1104、1105
まずご紹介するのはJR東日本のEF65より、1104号機と1105号機の2機です。この車両たちは、昨年まで田端機関区で工臨などの牽引で活躍していましたが、キヤE195系などの導入により、引退し、廃車回送が行われました。1104号機は昨年の8月に、1105号機は今年の2月にそれぞれ廃車回送が行われています。配給先は長野総合車両センターでした。その後ですが、なぜか2号機とも除籍が確認されていません。昨年の11月に廃車になったEF64-37・1052や、今年の3月に廃車になったEF81-133に関しては、廃車回送が行われた月中に廃車が確認されているため、意図的に車籍を残しているものと思われますが、なぜ残っているのかは不明です。
JR西日本 EF81-44、114
続いてはJR西日本のEF81から44号機と114号機です。この機関車たちはトワイライト塗装の機関車たちで、かつて運行していたトワイライトエクスプレス号の牽引機として活躍していました。トワイライトエクスプレスの引退後は、塗装はそのままに、工臨や配給などの牽引車として活躍しました。しかし、44号機は2018年11月に、114号機は2019年3月に金沢総合車両所に自走で回送した後、長らく休車状態となっています。この写真は昨年の12月に松任で撮影した写真ですが、長らく留置されているため、塗装の色あせも目立ってきています。また、籍はあるのものの、ナンバープレートが外された状態となっており、廃車と変わらないような状態になっています。留置場所も、解体のために留置されている415系などと同じ場所に留置されています。また、休車の種類も一休車となっています。西日本には、EF81-113が現役で活躍しており、この2機が廃車とならないのも、そのことが関係しているのかもしれませんが、こちらも廃車とならない理由について、詳しくはわかっていません。
このように、東にも西にも、用途不明のまま、車籍を有した状態で留置されている機関車が存在している状況です。特にJR東のEF65はそうですが、もう一度現役機として本線走行をすることは考えにくく、なぜ車籍を維持しているのかはよく分かりません。JR西のEF81に関しては、留置されている松任の工場で検査を受ければ復帰できるので、奇跡の復帰を期待したいところですが、難しいでしょうね。この機関車たちが今後何か動きを起こすのか、ただ廃車となっていくのか、注目していきたいところです。
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