てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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恐れていなかった!ワンマン化による415系廃車フラグ!どうなる鋼製車


こんにちは!
先日、JR九州労働組合の資料が公開されて、ツイッターなどを中心に大きな衝撃が走りました。というのも、JR九州の多くの路線でワンマン運転を開始することが発表されたからです。
詳しいことはリンク(PDF)をご覧いただきたいのですが、長崎・熊本・鹿児島地区でワンマンが広がるだけでなく、日豊本線鹿児島本線の福岡近郊においてもワンマン化されることが明らかとなりました。近年、813系や815系、817系などに821系にも搭載されている車載カメラが搭載される編成が増えていましたので、この動きはある程度予測されていたものではありましたが、想像以上にワンマン化が進むことになりそうです。ここで気になるのが、415系の特に鋼製車の動きです。廃車が発生するのではないかと、そう思っています。今回はそのお話をしていきたいと思います。

415系


ワンマン化&長崎非電化が415系の廃車を進める?

まず415系の現状をお伝えします。415系は現在大分車両センターに415系鋼製車(100・500番台)が19編成、ステンレス車(1500番台)が6編成所属、そのほか南福岡車両センターには1500番台が8編成、鹿児島車両センターには500番台が5編成所属しています。その中で、大分の100番台3編成が2021年のダイヤ改正で運用離脱し、1年以上門司に疎開されているので、大分の鋼製車の実質稼働本数は16編成となっています。

その中で、鹿児島の415系については、鹿児島地区の都城鹿児島中央~川内間の4両ワンマン運転開始で撤退がほぼ確実であると思います。現状、ロングシートかつ4両編成の415系はラッシュ時に重宝されていますが、817系にもロングシート改造が行われ、更に後述する長崎地区非電化の影響で長崎地区を撤退する817系を転属すれば、輸送力は確保可能であると思います。そうなると、鹿児島中央川内間の4両ワンマンが発表されており、更に鹿児島の車掌廃止も発表された今、鹿児島地区からの撤退はほぼ確実であると思います。

415系鹿児島車FK編成
そして、大分と南福岡所属の415系ですが、福岡佐賀長崎熊本大分に至るまで、広い範囲で運行されています。
長崎地区では西九州新幹線開業により、肥前浜~諫早が非電化となることが発表されていますので、長崎直通の運用は無くなります。
熊本地区の運用については、現状、1往復の運用しかありません。熊本地区(鳥栖~八代)のワンマン化も発表され、熊本地区の車掌廃止も発表されましたから、415系の撤退はほぼ確実だと思います。
そのほかの運用についても、まず、415系が現在受け持っている門司港~折尾間の往復運用(いわゆる折尾シャトル)もなくなる可能性が高いことが、ワンマン化情報や門司港始発直方直通運用の誕生によって分かっています。そのほか、日豊本線についてもワンマン化が発表されておりますので、運用が減ることが予想されています。また、415系が現在鹿児島本線で受け持っている夜の羽犬塚快速も減便の影響でなくなることが分かっています。
このように長崎・日豊・鹿児島本線すべての路線において415系の運用が減ることが予想されます。こうなると、鋼鉄車を中心に一定数の廃車が出ることが予想できます。
結論としては、821系の新製が中止となった以上、今回の長崎非電化&大量減便はJR九州にとって415系を減らすことのできる最高のチャンスのはずなんですよね。となると、今回、廃車が発生する可能性は高いと思いますし、廃車の数も今までの離脱数よりも多くなると思われます。




このように415系に廃車が発生する可能性が高いわけですが、それでも関門運用を中心にどうしても415系を残さなければならない運用も出てきますので、415系の形式消滅はありえないことではあります。まだダイヤ改正まで数か月あり、今後分かってくることもあると思いますので、どの程度減らされるのか、注視していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!別になにも恐れることはありません。