こんにちは!
さて、今回は先日大宮駅に行った際に、なぜか普段いるはずのないE653系が居た!という記事を書いていきます。
先日、大宮駅に行った際、なぜか大宮駅にE653系U101編成が停車していました。
↑E653系U101編成
この車両はもともと常磐線でスーパーひたちなどとして活躍していた車両で、現在では新潟や秋田地区で特急いなほ号などとして活躍しています。所属は新潟車両センターです。
そんな車両なので普段大宮駅にはいないはずなのですが…なぜかこの日は大宮駅7番線に停車中でした。なぜなのでしょうか?
なぜなのかというと、新幹線救済臨で使っていた車両を新潟に返す、その最中だったからです。
3/16に東北で起きた地震の影響で、新幹線の脱線を含め、様々な箇所が壊れてしまい、その影響で新幹線がしばらく動いていなかったということは、報道もたくさん行われておりますので、みなさんご存じかと思います。その新幹線が動いていない間、移動手段が少なくなってしまうので、その対策として、JR東日本はずっと新幹線救済臨時列車というものを走らせていました。この新幹線救済臨というのは、新幹線が動いていない区間の在来線に臨時列車を走らせる取り組みです。3/21までは那須塩原から仙台間で、3/22以降は郡山まで新幹線が復帰したことにより、郡山から仙台間で、特急料金不要の臨時快速列車を運転。その臨時列車として使われていたのがこのE653系だったのです。
その後、4/14に新幹線が運行再開したことにより、この車両は救済臨としての役目を終え、東北にいる必要がなくなりましたので、普段この車両が所属している新潟に返すことになりました。その返却の際、東北本線をいったん大宮駅まで上り、大宮駅で東北本線から高崎線に転線し、その後、高崎線を下るというルートをとります。今回、その返却の際に大宮に寄らなければ新潟に戻れなかったため、大宮に居たわけです。
約1か月間、沿線の新幹線を必要とする人々のために活躍してきたこの車両が任務を終えて所属先に帰る、その瞬間を写真に収めることができてよかったなと思います。
約1か月の間、お疲れ様でした。また、たった1か月で新幹線の復興を進めたJRをはじめとする関係者の皆様にも敬意を表したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!