こんにちは!
昨日Twitterを見ていたところ、東京総合車両センターに所属していたクモヤ143‐8、9が廃車になるようで普段の留置場所の地下基地から地上に移動しているという情報を見つけました。まあ、いずれはくるだろうなと思っていました。近年のJR東日本の事業用車削減の動きの中でここ数年でかなりの数のクモヤやクモユニが廃車となりました。2019年以降の廃車履歴をまとめてみると、
クモユニ143‐1(長野)2019.10 廃車
クモヤ143‐11(川越)2019.11 廃車
クモヤ145‐107(高崎)2020.2 廃車
クモヤ143‐8,9(東京)2022.2 廃車?※ネット情報のみ
計5両が廃車となっており、残るクモヤ/クモユニは
クモヤ143‐51(新潟)
クモヤ143‐52(長野)
となっています。
↑クモヤ143‐11
そもそも2000年代から10年代前半にかけて行われた事業用車廃車に伴い相当数が廃車となっていましたが、必要最小限のクモヤやクモユニは残されていました。例えば川越のクモヤに関しては八高・川越線の車両を東京総合車両センターに入場させる際に必要であり、ATCがついていたので残されていましたし、高崎に関しては吾妻カッターと呼ばれる架線の霜取り用の列車があるのですが、それで使う用に残されていました。しかし、埼京線にはATACSが導入されたことにより、埼京線内走行不可能になりましたし、吾妻カッターに関しては通常の211系でもできるということで廃車になっています。最小限残っていた事業用車も排除しにかかっている、それが現状だと思います。
そして残る2両のクモヤについて、まずクモヤ143‐51に関しては廃車になる確率が高いでしょうね。現状仕事が構内移動用くらいしかないんですね。これだけの役割のために今後も残り続けるのは考えにくいのではないかと思います。クモヤ143‐52に関しては長野総合車両センター内の入れ替え専用のような形で使われています。この車両は頻繁に使われていますので、廃車になりにくいと思っていますが、クモヤではなくてもできる役割ばかりになっているので、廃車になってもおかしくはないのかなと思います。いずれも廃車の可能性はあるのではないかと思います。
では、これが廃車になったらクモヤは関東から消えるのか?と言われれば、まだあります!車籍のない訓練車が残っています。新秋津のクモヤ145‐118と東大宮のクモユニ143‐3です。こちらに関しては車籍がないので検査の心配をしなくてよいという点、訓練という目的でいまだに使われていることから解体の可能性は少ないのではないかと思います。また、その他クモユニ143‐1が車籍がない状態で長野総合車両センターに保管されていますが、今後どうなるか分かりません。
↑クモユニ143‐1
このようなところでしょうか。残るクモヤについても今後の先行きは不透明なJR東日本のクモヤです。新潟ではクモヤ143‐51の撮影会イベントが3月まで決まっているようですので、行かれてみるといいかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました!