ども、てつとおと申します。
今期アニメもぼちぼち終わってきているので、今期視聴作品の簡単な感想を書き始めていきたいと思います。まずは私が見ている中で一番に終わった魔女の旅々からです。
魔女の旅々は完全にキャラデザに惹かれて見始めたのですが、予想していたようなかわいい系アニメとは全く違う作風でした(笑)予想とは違いましたが、見ていてとても楽しい、素晴らしい作品であったと思います。完璧なアニメでしたね。
作画の良さ、これはとてもすごかったのではないでしょうか。1話のフラン先生とイレイナの戦闘シーン。あれを1話で見せつけられたのでこのアニメの作画はとんでもないなと思いながら見ていたのですが、その後旅物語に入っても作画が崩れることもなく、毎度毎度完璧に仕上げてきていたのでとても綺麗でしたね。フラン先生の教え子たちが出てきた回のイレイナvs教え子の空中飛行、あれなんかどうなっているんだというぐらい綺麗でした。
その作画に負けないぐらい脚本も完ぺきで…。基本一話完結で進められていましたので、ギャグもかわいいもシリアスもすべて描いてくれました。このバランスの良さも高評価です。特に人形の町は大笑いしながら見ていましたし、かと思えばその次の回では見るのが耐えられないレベルのお話をぶっこんできたり…でもそれらも全て最終回で綺麗にまとめてくれて、イレイナにとって意味のあるものになったということが伝わってくる脚本が良かったと思います。そんな旅の中で定期的にフラン先生とイレイナを入れたこと、この二人の関係性がとてもいいなと思います。イレイナは自分大好き!系ですけど、だからと言って悩みが無いわけでもないし、後悔もします。そんな中での心の頼りどころがフラン先生であったといううこと、これが素晴らしいですよね。魔女見習い時代にイレイナがどれだけ大切に育ててくれたのか、そしてその思いがイレイナに伝わったのか、双方の思いがしっかり伝わっている関係がとても尊かったです。イレイナが「大好きですよ」なんて言えるのは絶対にフラン先生だけですからね(笑)
イレイナは旅の中で知りたいことも知りたくないことも色々なことを知りました。特に11話の聖地巡礼に言ったことでニケの冒険譚の作者が勘づいてしまったことなんて絶対に知りたくないことであったはずです。それでもイレイナは気づかなかったふりをし続けてフラン先生もそれを尊重していましたね。なにか嫌で残念なことが起こったときに、何が正解なのか分からないときに、正解なのではないかもしれないけれど自分なりの方法で切り開いていく姿勢、これには素直に私もこんな風になれたら…と思ったポイントでした。イレイナほどではないですけど私もふらっと旅をするのが好きな人間ですからけっこう旅はします。旅をしているとどうにもならない事って結構あるんですね。旅というと楽しいことしかないんでしょと思われるかもしれませんけど、それりゃあツアー旅行ならば旅行会社がばっちりなプランを用意してくれますから楽しいはずです。でも一人旅に求めることってそうじゃないんですよね。旅の中で起こる想像もしないほど驚かされる出来事や予定外の素晴らしいこと、こんなのはツアーでは味わえませんよ。一人旅で途中で行先変更もできて、勝手にいろんなところに行けるから起こるんです。でもその分絶望するようなハプニング、これだってつきものです。これらを含めて全て楽しむのが一人旅の醍醐味ってものです。今回の魔女の旅々は旅の予想以上の面白いこと、逆に絶望するようなこと旅のウラオモテ全てを描いてくれたのが何よりも一番の評価点であったと思います。かわいい系アニメならそんな絶望とかいらないんですよ。かわいければそれで満足ですから、でも本格的な旅物語である以上それも描いてほしいと思っていたらちゃんと描いてきてこの時点でいいアニメだなと思ったわけです。そしてその絶望を最後の最後に救済するようなお話だった最終回。出会ったすべての人とすべての出来事、全部受け入れようとして前に進む姿勢がすごくよかったです。また話が進むごとにEDとマッチしていったこともよかったなと思います。
後はイレイナのキャラ、最高です(笑)「そう、わたしです。」とかかわいすぎるでしょう!!!イレイナの自画自賛系キャラ(私が勝手に決めました)がかわいくて、面白かったです。正直者の国に行った時のイレイナさんなんか特に磨きがかかっていて最高でしたよ(笑)
こんなところでしょうか。
正直魔女の旅々って直観とか感覚で感動したり、逆に不穏な雰囲気を感じ取っていたのでいざ文字に起こして感想執筆!となると難しかったです。
次の記事は同じく昨日に最終回を迎えたトニカクカワイイの感想になります。よろしくお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました!