こんにちは!
アニポケ感想を今回から徐々に復活させていきたいと思います。金曜日の夜7時、リアタイ視聴できることが多くなったのは良いことなんですが、平日のこの時間ということもあり、見てすぐ感想執筆というのは難しくなってしまい気が付けば5話分放置しておりました。とはいうものの、今後は少しずつ更新頻度をあげていきたいと思っています。
それでは感想に移ります。
ガラル4部作を終えてからの、ミュウツー登場という非常に豪華な回の連続ですが、新アニポケ放送開始2年目の幕開けとしてすごく盛り上がる回だったのではないかと思います。
コロナ休止期間もありましたので、2年目初回放送に意図的にこの回を合わせたのかは分かりませんが、必然にしろ偶然にしろ1年間の二人の成長というものを最初にしっかり見せてもらったうえで、ミュウツーを通して改めて二人の夢の再確認、意気込みを語る姿を見ることが出来たのは凄くよかったと思います。
まず前半の島の探検パートについて。ゴウとサトシが今までゲットいたポケモンに手を借りながら冒険をしていきましたが、このように前に進んでいる姿を見ると、この一年でよく成長したということを実感しました。私がこの話を見て思い出したのが、3話のフシギダネのお話です。当時ゴウはポケモン未ゲット、サトシも手持ちポケモンはピカチュウのみという状況の中で、二人で協力してフシギダネたちを追いかけて、進化を見届け、そしてお互いのことを認め合うという回でした。あのころはポケモンがピカチュウしかいなかったので、どうしても壁を登るときとか、タワーを登るときに難しい部分がありました。でも、今回のお話では、底なし沼にハマったらヘラクロスに頼み、渡れない所はキャタピーの糸で綱渡り(あそこはカイリューで良いだろ…と思ったのは秘密)、失敗しましたが、川でおぼれそうなときはジュゴンに頼む…と、できることがポケモンを持ったことにより広がっていましたね!これが一年間の成長を最も実感したと思った場面でした。困難にもポケモンと共に立ち向かう気持ち、そして危険なときも焦らずに冷静に判断する判断力、素晴らしいと思いましたよ。
またポケモンを大切にする気持ち、これも1年間で備わってくれたことが、滝から落下しながらもジュゴンをボールに戻す動作から伝わってきましたね。このジュゴンはゲットしたてのころ、一度はぐれた時にゴウが「仕方が無い」といって全く探そうとしなかった子なんですよ。最終的に偶然再会できましたが、あの時に凄い憤りを覚えて感想記事にも書きました。しかし、今回はそんなジュゴンを落下前に安全な場所に戻してあげる心遣いを見ることが出来たのはうれしかったポイントです。
またポケモンのいろいろな特性を見ることができたのも楽しかったポイントです。
そんな二人の成長を感じずにはいられなかったAパートから一変、Bパートはミュウツーとの出会いです。
このミュウツーを通して、サトシとゴウの夢の再確認となっていました。ミュウツーという遠い存在に出合った時に二人はどんな反応をするのか、すごく気になっていましたが、やっぱりいつも通りでしたね(笑) むしろもっと夢への思いが強くなっていました。その夢をミュウツーもバトルを通して認めたわけですから、二人の夢は本物です。
思えば今作はジム巡りも試練もないわけですから、サトシの夢というのはこれまでのリーグ優勝→ポケモンマスターへの第一歩ではなく、たくさんのバトルをして強くなる(その過程でダンデさんに勝利)→ポケモンマスターへの道とダイレクトに最終的な夢に挑戦する形になっています。アローラリーグでの優勝もあり、ポケモンマスターに今までより近づいているわけですね。ポケモンマスターの形は定まっていないのでどういうものなのか私には分かりません。そんな中でサトシの目指すポケモンマスターとはいったい何なのか、サトシは何を大切にしているのか、そのヒントが見えた回でもあったと感じました。バトルの相手はトレーナーだけでなく、野生のポケモンも含まれています。様々な人やポケモンとバトルしていくこと一歩一歩がポケモンマスターへの道なんですね。サトシの目指す道への真剣さ、形が定まっていないからこその自由さ、そんなものを感じとれたバトルであったと思いました。ゴウに関しては全てのポケモンゲットという定まった目標ですから、そこにかける気持ちがミュウツーとのやり取りを通じてしっかりと伝わってきました。ミュウにたどり着く道筋に全てのポケモンゲットが必ず関係しているわけではありませんが、彼が決めた進む道、これからも頑張ってほしいですね。
そしてミュウツーが人間にひどい目に遭わされたポケモンたちを守っている…ということについて。ミュウツーも人間のエゴにより生まれさせらてたポケモンです。そんな彼、ミュウツーの逆襲でも自分の存在について悩む姿が描かれていたりもしました。その悩みをミュウとの戦いにより整理した後にこのように同じ目にあうポケモンを保護しているということは感激でした。ミュウツーの逆襲を見たのがもう何年も前なのであまり詳しいことは覚えていませんが、最強のポケモンミュウツーの苦悩はしっかりと脳に焼き付いています。そんな彼が今はポケモンと共に暮らしていて、そしてサトシのような人間のことも少しずつ認めはじめていることに素直に感動しました。
こんなところでしょうか。
2年目、二人の気持ちを改めて感じたうえで繰り広げられる今後のお話。大いに期待していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!